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(出典:WOWOW)
ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)VSイスラエル・ゴンザレス(メキシコ)
WBC世界S・ライト級タイトルマッチ(2022年9月17日、日本時間18日)
両選手のプロフィール
ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)WBC世界S・フライ級王者
16戦全勝11KO、22歳 サウスポースタイル
身長164cm リーチ 170cm
2022年2月、S・フライ級の決定戦は、クアドラスとシーサケット・ソールンビサイ(タイ)で行われることになっていましたが、コロナの影響で、急きょ前座に登場する予定だった、2階級下のジェシー・ロドリゲスにチャンスが巡ってきて、クアドラスからダウンを奪う大差の判定勝利で、タイトルを獲得しました。本来2階級下の選手ですが、S・フライ級の身体が出来てくれば、このクラスで最強になるかもしれません。それを証明したのが2022年6月の初防衛戦ですね。最強の挑戦者と言われた、難攻不落のシーサケット・ソールンビサイに8TKO勝ちしたことでしょう。
イスラエル・ゴンザレス(メキシコ)WBC世界S・フライ級11位
33戦28勝11KO4敗1分け、25歳 オーソドックス
身長 168cm
S・フライ級の世界タイトルに3度挑戦し、いずれもタイトル獲得に失敗しています。2018年2月にジェルウィン・アンカハスとIBF王座決定戦を行い10RTKO負け、2018年11月にカリド・ヤファイとWBA王座決定戦を行い判定負け、最後は2020年10月にWBA王者のローマン・ゴンザレス挑戦し判定負け。やはり決め手に欠くのが大きな要因でしょうね。
試合展開
アルバレスVSゴロフキンのセミファイナルに登場します。9時から始まって3試合目。試合開始は11時頃でしょうか。
序盤からロドリゲスが攻勢をかけ、どんどんギアを上げ、中盤までにストップ勝ちするような気がします。
ロドリゲスのプレッシャーと的確なパンチVSとにかく手数のゴンザレスの戦いでした。とにかく手数だけ多いゴンザレスに手を焼き、ロドリゲスはプレッシャーを加えるものの、いつもの連打が出ず、パンチは的確ですが、手数が少なく、決定打を欠きました。
ほぼ1ラウンドから12ラウンドまで、判で押したような展開が続きました。これほど出来の悪いロドリゲスを観たのは初めてです。S・フライ級最強というには、もっとフィジカル面を強くしないといけないでしょうね。
採点は3-0(118-109,117-110,114-113)。的確にパンチを当てていたのはロドリゲスですが、ジャッジ一人は、ゴンザレスの手数に惑わされたのでしょう。