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(出典:日テレG+)
竹迫司登(ワールドスポーツ)VSユ・ギョンモ(韓国)
OPBF東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ(2022年11月5日)
両選手のプロフィール
竹迫司登(ワールドスポーツ)OPBF東洋太平洋ミドル級王者
15戦14勝13KO1分け、31歳 オーソドックス
デビューから10連続KO勝利を記録。2018年に日本ミドル級タイトルを獲得し、2020年1月に細川チャーリーに判定勝ちして、OPBFミドル級タイトルを獲得しました。これが唯一の判定勝利です。1年4か月ぶりとなる2022年9月の試合も、タイの選手に3RTKO勝ちして、いよいよ世界が見えてきました。
ユ・ギョンモ(韓国)OPBF東洋太平洋S・ウェルター級11位
18戦8勝1KO7敗3分け、35歳
試合経過
1R ユ・ギョンモは好戦的なファイター
ギョンモが積極的に左右のパンチを放ってきます。竹迫は左ジャブから右ストレートで応戦します。ギョンモはなかな好戦的ですね。やはりミドル級の竹迫の方が一まわり大きく見えます。しかし、パワーではギョンモも負けていません。竹迫は結構、パンチをもらっていますよ。竹迫の右がヒットしても、ギョンモはお構いなしに応戦してきます。打たれ強いですね。2分過ぎ、ギョンモの左フックで竹迫が体勢を崩すシーンがありましたが、ダメージはどうでしょうね。
ギョンモはアッパーをコンパクトに打ってきます。対する竹迫は重そうな左ボディを返します。
2R 手数が多く打たれ強いギョンモ
竹迫は左ジャブを突いて前に出ますが、ギョンモは下がらずパンチを返してきます。竹迫の右ストレートがカウンター気味にヒットしましたが、ギョンモは構わず打ち返してきます。かなり打たれ強いですね。ギョンモは左右のアッパーで応戦してきます。ラウンド中盤は、竹迫の左ジャブから右ストレートが結構ヒットしていますが、ギュンモはしぶとく左右のパンチを放ちます。ギョンモはそれほど強いパンチではありませんが、とにかく手数が多いですね。
残り1分のところで、竹迫パンチがローブローになり、一旦試合が中断しました。
竹迫がワンツーを放つと、ギョンモは倍のパンチを返してきます。更に竹迫の打ち終わりを狙って、パンチを打ってきます。竹迫がパンチを放って、前に出ても、ギョンモは押し負けずに前に出ます。
3R このパンチは誰でも倒れる強烈な一撃
お互い下がらず打ち合いますが、竹迫の重い左ボディがギョンモの右わき腹にヒットしました。前に出る竹迫に対して、ギョンモは左右のアッパーで応戦します。
残り2分、ややパンチに威力がなくなってきた感じのギョンモですが、左フックはまだキレがあります。しかし、竹迫もじりじりと前に出て、ギョンモを追いつめます。ギョンモも必死に前に出ようとしますが、そこへ竹迫の左ジャブがヒットします。ギョンモのパンチに的確性がなくなってきましたね。竹迫の右が結構いいタイミングでヒットしていますが、ギョンモはしぶとい。竹迫がパンチを放てば、必ずギョンモはパンチを返してきます。
残り30秒過ぎ、竹迫の右がカウンターでヒットし、ややギョンモの動きが止まります。更にカウンターの右がヒット。これはかなり効いたようです。それでもギョンモは前に出てきます。凄い粘り腰です。
しかし、ギョンモの右に合わせて、竹迫の強烈な左ストレートがギョンモ顔面をとらえると、崩れ落ちるようにギョンモがダウンしました。衝撃的な右パンチです。レフリー、ビニー・マーチンがすぐに試合をストップしました。ギョンモはしばらく起き上がることが出来ません。
やはり竹迫の右ストレートは強烈でした。WBC23位にランクされている竹迫。そろそろ世界を目指してほしいですね。次戦は、是非WBOアジアパシフィック王者の能嶋宏弥と対戦してほしいですね。能嶋はWBA13位、WBO15位にランクされていますから、勝てば世界が見えてきます。