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IBF
エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)VSメルビン・ロペス(ニカラグア)交渉中
12月17日にIBF世界バンタム級挑戦者決定戦が行われ、6位のビンセント・アストラビオ(フィリピン)が3位のニコライ・ポタポフに6RKO勝ちして、ランキング1位を手に入れました。井上がタイトルを返上した場合は、2位のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と王座決定戦を行う可能性が濃厚でした。アストラビオは、現在25歳。ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に勝って名を上げました。戦績は21戦18勝13KO3敗。
ロドリゲスは、2019年5月、IBF王者としてWBA王者の井上と統一戦(WBSS準決勝)を行い、2RTKO負けで初黒星を喫しました。しかし、2022年10月にゲーリー・アントニオ・ラッセルに負傷判定勝ちしてWBAとIBFの挑戦権を獲得しました。ちなみに、ロドリゲスはジェイソン・マロニーとポール・バトラーには勝っています。
しかし、アストラビオはWBOにターゲットを変更しました。従って、ロドリゲスの相手は、4位のメルビン・ロペス(ニカラグア)になるようですね。ロペスの戦績は、30戦29勝19KO1敗。
WBC
ノニト・ドネア(フィリピン)VSアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)交渉中
10月16日にWBC世界バンタム級挑戦者決定戦が行われ、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)がナワポーン・ソールンビサイ(タイ)に判定勝ちして挑戦権を獲得しています。マロニーは2020年10月に井上に挑戦して、7RKO負けを喫していますが、その後3連勝して決定戦のチャンスを獲得しました。現在の戦績は、27戦25勝19KO2敗、31歳。ところがマロニーはWBOにターゲットを変更しました。従って、ドネアの相手は、6位のアレハンドロ・サンティアゴになるようですね。
ドネアは一時、S・フライ級へ階級を下げるという噂もありましたが、どうやらバンタム級で統一王者を狙っているようです。
WBA
井上拓真(大橋)VSリボリオ・ソリス(ベネズエラ)
1位が空位で、井上拓真が2位にランクされています。今のところ、井上に優先権があるように思います。3位がドネアですが、こちらはWBCを取りに行くことになるりますので、相手は4位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)ですね。この決定戦は4月8日に行われることでほぼ決定しています。
ソリスは2016年に山中慎介さんに挑戦し、ダウンの応酬の末、判定で敗れています。戦績は38戦30勝16KO6敗1分け1NC、40歳。
WBO
ジェーソン・マロニー(オーストラリア)VSビンセント・アストロラビオ(フィリピン)交渉中
井上に王座を奪われたポール・バトラーの去就が気になりますが、どうやら引退するような情報が流れていますね。
ここで登場するのが、WBCからターゲットを変更したジェーソン・マロニーです。ドネア相手では分が悪いと判断したのでしょう。相手は、IBFからWBOにターゲットを変更したビンセント・アストロラビオです。
いや~とにかく、誰もかれもが、勝てる相手を選んで、必死でタイトルを狙っていますね。恐らく、WBAの井上拓真以外は、まだ混とんとしていますね。