井上尚弥圧巻の勝利、2RTKOで3団体統一王座獲得! VSノニト・ドネア(6月7日 WBA・IBF・WBC3団体統一戦)

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目次

(最後はやっぱりこのボディブローでしょ)

もう一度、両選手のプロフィールを確認しておきましょう

井上尚弥(大橋)IBF&WBAスーパー世界バンタム級王者

22戦全勝19KO 28歳 右オーソドックススタイル

身長 165cm リーチ 170cm

「わしボク」は日本人ボクサーとしては、過去最強だと思います。50年以上ボクシングを観てきましたが、こんな強い日本人ボクサーは記憶にありません。「わしボク」が生きている間に、井上に匹敵するボクサーが現れることはないと断言できます。

2018年にジェイミー・マグドネルに圧勝してタイトルを獲得してから、ドネア戦以外はすべてKO勝ち。2021年12月に、6度目の防衛戦で、しぶといアラン・ディパエンに8RTKO勝ちして、約半年、いいペースですね。だだ最近の試合で、顔面への当て勘が悪いのが気になります。それと、試合運びがちょっと雑になってきたような気がします。

ノニト・ドネア(フィリピン)WBC世界バンタム級王者

48戦42勝28KO6敗、39歳 右オーソドックス

身長 170cm リーチ 174cm

2019年11月、WBSSの決勝で井上尚弥に判定負けしました。今回が約3年半ぶりの再戦となります。

その後、井上拓真に勝ったノルディーヌ・ウバーリを倒して、WBCのタイトルを獲得し、2021年12月、レイマート・ガバリョに4RKO勝ちして、初防衛に成功しています。

フライ級からスタートして、一時はフェザー級まで階級を上げていますが、バンタム級で負けたのは、井上尚弥だけです。「わしボク」が一番強いと思った試合は、ウラジミール・シドレンコを力づくでなぎ倒したときですね。おそらくバンタム級だったと思います。

この試合を観るには

今度は、地上波はおろかWOWOWでも見ることが出来ません。Amazon prime videoが独占配信します。村田諒太VSゴロフキンと同じですね。

どっちが勝つの?

前回の対戦では、井上が初回から目蓋の上ををカットして苦戦しましたが、今度は両目が見えてるのですから、順当ならあっさり倒してくれるでしょうね。ただ、ドネアもバンタム級の身体にすっかり慣れて、以前に対戦したドネアではないから厄介です。最近の2試合のドネアの倒しっぷりを見ると、左フックは、前回よりかなり危険ですよ。序盤が勝負ですね。ここで、大きなミスをしなければ、中盤からはペースを握れると思います。

試合経過

両選手とも一発で前日計量をパスしています。お互いに気合が入っていますね。

いや~強かったですね。初回にドネアから右フックでダウンを奪い、2ラウンドに連打でドネアを倒し、TKO勝ちで3団体統一王座を獲得しました。最後のパンチはドネアのお株を奪う左フックでしたね。

とにかく圧巻の強さでした

お互い12ラウンドを戦っているのですから、手の内は分かっています。しかし開始早々ドネアの左フックが井上をとらえます。大事に至りませんでしたが、井上は「あれで目が覚めた」と言っています。その後は、お互い距離を取って、ドネアはフェイントをかけながらパンチを放ってきます。井上は下がりながら距離を取ります。まだお互いのパンチは届きません。しかし、中盤辺りから、距離が近くなり、ドネアが積極的にパンチを放ってきます。お互いのパンチがスリリングに交錯し、ヒヤヒヤものです。そして、1ラウンド終盤、井上の打ち下ろすような右フックがドネアの顎を打ち抜き、あっさりダウンを奪います。尾川が右ストレートをもらったシーンがダブりました。

立てないかな?と思いましたが、さすがドネアですね。何とか立ってきてゴングに救われました。

しかし、1分の休憩ではダメージは回復しません。序盤はドネアも必死で応戦していましたが、1分過ぎ、ロープに詰まった井上の左でドネアが腰砕けになり後退します。すかさず井上が連打を畳みかけ、最後はドネアのお株を奪う左フックで2度目のダウンを奪いました。レフリーはすぐに試合をストップ。

右で倒して、最後は左フックで決めました。ここまで、圧倒するとは予想できませんでしたね。

 

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