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(出典:WOWOW)
IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦(2022年5月14日)
ジャロン・エニス(アメリカ)VSカスティオ・クレイトン(カナダ)
実はこの日のメインは、ジャーメル・チャーロVSブライアン・カスターニョの4団体S・ウェルター級王座統一戦なんですが、2021年7月に引き分けて決着がつかず、今回が再戦となります。恐らく今度も判定決着になるでしょうから、むしろ、「ボクシングはKO」と公言している「わしボク」としては、アンダーカードの方がはるかに魅力的なんですよ。
両選手のプロフィール
ジャロン・エニス(アメリカ)WBC4位、WBA3位、IBF3位、WBO2位
29戦28勝26KO1NC,24歳 スイッチヒッター
身長178cm リーチ 188cm
無効試合を挟んで、18連続KO中のハードパンチャーです。2021年にはセルゲイ・リビネッツと世界ランカー対決で6RKO勝ちしています。ボクシングに三段論法は通用しませんが、やはりリビネッツと引き分けているクレイトンよりは、間違いなく強いと思います。
カスティオ・クレイトン(カナダ)IBF6位
20戦19勝12KO1分け、34歳
地域タイトルのコレクターですね。その数なんと6つです。2020年10月にセルゲイ・リビネッツとIBF世界ウェルター級暫定王座決定戦を行いましたが、残念ながら引き分けに終わり、タイトルを獲得できませんでした。
試合経過
初回から長いジャブでエニスが距離をキープし、クレイトンは中に入ることが出来ません。そして、左右にスイッチしてジャブからアッパーと早くも一方的展開になってきました。クレイトンは押されっぱなしで、何もできません。
そして、2ラウンド終盤、右にスイッチしたエニスが左ジャブから右を打ち下ろし気味に打ちこむと、クレイトンはあっさりダウン。かなりダメージがありそうで、立てないでしょう。レフリーのカウントが進み、何とか立ち上がってきましたが、足元が怪しく、レフリーが試合をストップしました。
(右打ち下ろしがテンプルにヒット)
もう圧勝!というしかないですね。クレイトンは一発もパンチを打ってないかもしれません。何もさせてもらえませんでした。それにしても、右のパンチは強烈でした。
IBF世界王者は、エロール・スペンス・jRですが、果たして対戦は実現するのでしょうか。