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WBO世界ライト級タイトルマッチ(2025年2月15日)
デニス・ベリンチク(ウクライナ)VSキーション・デービス(アメリカ)
両選手のプロフィール
デニス・ベリンチク(ウクライナ)WBO王者
19戦全勝9KO、36歳 オーソドックス
身長 170センチ
2018年12月にWBOインターナショナル王座を獲得し、何と8度も防衛しました。そして、2024年5月にエマニエル・ナバレッテとWBO世界ライト王座決定戦で判定勝ちし、タイトルを獲得しました。
キーション・デービス(アメリカ)WBO1位・WBC2位・IBF3位
14戦13勝9KO1NC、25歳 オーソドックス
身長 175センチ リーチ 178センチ
2022年12月に長谷川穂積さんとも対戦した(判定勝ち)ファン・カルロス・ブルゴスにWBOインタコンチネンタルタイトルを獲得しました。2024年2月には、元WBOライト級王者のホセ・ペドロサに6RTKO勝ちし、2024年11月、グスタボ・レモスに2RKO勝ちして5度目の防衛に成功しました。
試合展開
序盤からフィジカルの強さを見せ、デービスがペースを掴み、3ラウンドに左ボディでダウンを奪いました。そして4ラウンドにとどめの左ボディを決め、テンカウントでデービスがタイトルを獲得しました。デービスの圧勝でしたね。
ライト級のトップ戦線を見てましょうか。
WBA王者 ジャーボンティ・デービス
WBC王者 シャクール・スティーブンソン(暫定王者 ウィリアム・セペタ)
WBC1位 レイモンド・ムラタナ
IBF王者 ワシル・ロマチェンコ
WBO王者 キーション・デービス
日本人選手他
宇津木秀(WBC14位、WBO14位)、三代大訓(IBF8位)
そしてこの日のアンダーカードで圧勝した、ジョー小泉さん一押しのアブドゥラー・メイソン
世界ランカー対決(2025年2月15日)
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)VSスワラ・スポーマー(ドイツ)
両選手のプロフィール
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)WBC4位・IBF5位・WBO1位
21戦全勝13KO、22歳 オーソドックス
身長 178センチ リーチ 188チ
トップランク社が16歳の時に青田買いしたプエルトリコの天才ボクサーです。「わしボク」が今、注目しているスター候補の一人です。2022年8月にエリアス・エスパダスにTKO勝ちして、NABO北米S・ウェルター級タイトルを獲得しました。初防衛戦はしぶといアレクシス・サラサールを倒しきれずに判定勝利に終わり、2023年6月のロナルド・クルス戦も倒しきれず、ややパワー不足が将来の不安材料になってきています。9月に戦ったバエンズエラもTKO勝ちでしたが、倒しきれませんでした。それにして、2023年からも、コンスタントに試合をこなしています。
スワラ・スポーマー(ドイツ)WBO11位
20戦全勝11KO、32歳 オーソドックス
身長 178センチ リーチ 177センチ
試合展開
序盤から的確なパンチを上下にヒットし、ザヤスがペースを掴みました。中盤、ローブローで試合が中断しましたが、9ラウンドに左ボディでスポーマーの腰が折れ、連打をたたみかけたところで、レフリーが試合をストップしました。
スキルでは完全にザヤスでしたが、やはりこれから世界を狙うには、決め手に欠ける気がしました。