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WBC暫定世界フライ級王座決定戦(2024年12月1日)
サニー・エドワーズ(イギリス)VSガラル・ヤファイ(イギリス)
両選手のプロフィール
サニー・エドワーズ(イギリス)WBC3位
22戦21勝4KO1敗、28歳 オーソドックス
身長 160センチ リーチ 153センチ
2021年4月にモルテイ・ムザラネに判定勝ちして、IBFタイトルを獲得し、4度の防衛に成功しています。ただ、いずれも判定勝利で、KO率はなんと20%。このクラスでもかなり低いですね。「わしボク」の最も嫌いなタイプの選手です。2023年12月にジェシー・ロドリゲスに9RTKO負けを喫し4度目の防衛に失敗しました。その後再起戦を負傷判定で飾っています。
ガラル・ヤファイ(イギリス)WBC4位
9戦全勝7KO、31歳 サウスポー
身長 164センチ リーチ 172センチ
2021年の東京オリンピックに出場し、フライ級で金メダルを獲得しました。プロデビューしWBCインタナショナルタイトルを5度防衛しています。
試合展開
誰もが疑問に思うのは、正規チャンピオンとして寺地拳四朗が君臨し、しかも二人の上に1位と2位の世界ランカーがいます。なぜ暫定王座決定戦をこの二人で行うのか不思議で仕方がありません。WBAなら考えらないこともありませんけどね。
それはともかく、両選手の力の差は歴然としていましたね。初回から、圧倒的な手数でヤファイが積極的に打って出ます。エドワーズは下がりながら、時折パンチを返しますが、ヤファイの連打は止まりません。
5ラウンドはもうヤファイが一方的に攻めまくり、エドワーズは防戦一方に追い込まれます。
そして、6ラウンド1分過ぎ、ヤファイが連打を浴びせ、エドワーズが防戦一方になったところで、レフリーが試合をストップしました。
とりあえず、ヤファイがWBC暫定世界フライ級王座を獲得しました。次は寺地拳四朗と統一戦をやるのでしょうか。ヤファイは手数は多く積極的なボクシングで相手をギブアップさせますが、決してパンチ力があるとは思えませんね。