井上拓真が大差の判定勝ちで統一王座獲得! VS古橋岳也 

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目次

WBOアジアパシフィック・日本・バンタム級王座統一戦(2022年6月7日)

井上拓真(大橋)VS古橋岳也(川崎新田)

両選手のプロフィール

井上拓真(大橋)WBOアジアパシフィック王者

16戦15勝3KO1敗、26歳 オーソドックススタイル

身長 164cm  リーチ 163cm

テクニックは1級品です。後はパンチ力だけ。古橋を倒せば世界が見えてくると思います。

古橋岳也(川崎新田)日本S・バンタム級王者

38戦28勝16KO8敗2分け、34歳 オーソドックススタイル

身長 165cm

2008年度全日本バンタム級王者。その後は勝ったり負けたりが続き、2015年に小國以載の日本S・バンタム級に挑戦し、引き分けでタイトル獲得はなりませんでした。その後も泣かず飛ばずが続きますが、2017年からは10連勝、2022年1月、久我勇作との再戦は引き分けに終わっています。

展開予想

ベテランの古橋を、さてどう攻略するか。スキルでは負けることはないし、判定で勝つことは間違いないでしょう。「わしボク」はとにかく井上拓真にKOを期待するだけです。倒さないと世界は見えてこないでしょう。

試合展開

前日計量で、古橋が600gオーバーしましたが、再計量で何とかパス、井上は問題なく一発でパスしています。

序盤から拓真が古橋のパンチを見切る

古橋が一回り大きい感じがしますね。その古橋がパワーで前に出ますが、拓真は下がりながら左ジャブをヒットし、古橋のパンチはほとんどヒットしません。それでも古橋はフィジカルの強さで前に出ます。3ラウンドあたりから、拓真の左右のアッパーが面白いようにヒットします。

中盤から拓真がロープに詰まるシーンが多くなる

古橋のプレッシャーは回を追うごとに強くなっていきます。拓真は押されてロープに詰まるシーンが多くなります。しかし、古橋の連打はほとんど見切っており、クリーンヒットを許さず、打ち終わりにカウンターを打ち込みます。ロープに詰まってもくるりと体をかわし、古橋の追撃をかわします。

押し相撲では古橋に軍配

かなりのパンチをもらいながらも、古橋は前進を止めません。手数も減るどころか逆に増えているような気がします。さすが日本チャンピオンですね。ただ、パンチの的確さでは、はるかに拓真が上回っており、古橋は左右のアッパーをまともにもらっています。それでも効いたそぶりを見せず、前進します。

これだけ一方的な展開になっても、拓真は古橋を倒し切れません。もう少しパンチ力がほしいですね。古橋もタフです。8敗していますが、KO負けは一度だけです。

拓真の大差判定勝ち

判定は3-0(119-109,120-108,120-108)ジャッジ二人がフルマークをとける大差の判定で、井上拓真が統一王座を獲得しました。

しかし、世界を目指すなら、「わしボク」はバンタム級に戻した方がいいと思います。

 

 

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