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(出典:ボクシングビート10月号)
WBO世界S・フライ級タイトルマッチ(2023年9月18日)
中谷潤人(M.T)VS アルジ・コルテス(メキシコ)
両選手のプロフィール
中谷潤人(M.T)WBO世界S・フライ級王者
25戦全勝19KO、25歳 サウスポー
身長 171cm リーチ 170cm
2016年、矢吹正道に判定勝ちして、新人王を獲得しました。2020年11月に、ジーメル・マグラモにKO勝ちして、WBO世界フライ級タイトルを獲得。そして初防衛戦は何とアメリカで行い、アンヘル・アコスタにTKO勝ちしました。2022年2月、山内涼太に8ラウンドTKO勝ちで2度目の防衛に成功しています。
そして11月1日にS・フライ級でフランシスコ・ロドリゲスに勝ってWBO1位にランクされ、挑戦権を獲得。井岡一翔との対戦が実現するかもしれませんでしたが、井岡はWBOタイトルを返上したため、アンドリュー・モロニーと王座決定戦を行い、12RKOで王座を獲得しました。
アルジ・コルテス(メキシコ)WBO9位
30戦25勝10KO3敗2分け、28歳
身長 ? リーチ ?
2敗は4回戦時代に喫したものです。そして、2022年9月にファン・フランシスコ・エストラーダと対戦し、大健闘しましたが惜しくも僅差の判定負け。その後は2連勝しています。
展開予想
今年の5月に、ラスベガスで衝撃のKO防衛を果たした中谷が、その剛腕を日本で披露します。相手探しに苦労した結果、ようやく名乗りを上げたのがコルテスです。ランキングは9位ですが、エストラーダを苦しめた実力は侮れませんね。しかもKO負けは一度もありません。中谷にとっては意外とやり難い相手かもしれません。
試合展開
序盤から右ジャブで距離をキープし、5ラウンドにボディブローで2度ダウンを奪い、6ラウンドにコルテスの右をもらいましたが、ペースを握ったまま、9ラウンドにダメ押しのダウンを奪い、大差の判定で防衛に成功しました。
6ラウンドには倒しに行くかな、と期待しましたが、逆に右をもらってしまいましたね。危ないシーンはここだけで、あとはジャブで完全にコントロールしていました。
コルテスは結構、フィジカルが強く、中谷が細く見えましたね。ややパワー負けした部分もあったのかなと思いました。見た目以上にやり難い相手だったのでしょうね。それでも最終ラウンドも逃げずに倒しに行ったのはさすがです。
「わしボク」の独り言
ジャニーズの没落で、ほくそ笑んでいる芸能人は一杯いるでしょうね。