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アレクシス・ロチャ(アメリカ)VSジョバンニ・サンティリャン(アメリカ)
NABO北米ウェルター級タイトルマッチ(2023年10月22日)
両選手のプロフィール
アレクシス・ロチャ(アメリカ)NABO北米ウェルター級王者・WBO1位・IBF・10位・WBC10位・WBA12位
24戦23勝15KO1敗、26歳 サウスポー
2018年3月にWBC米大陸ウェルター級タイトルを獲得し、2019年4月に坂井祥紀と対戦し判定勝ちして初防衛に成功しました。その後4度防衛に成功して返上しました。2020年10月にランディ・エリス(現在WBO3位)とWBCインターナショナルウェルター級王座決定戦を行い判定負け。初黒星を喫しました。2022年7月にNABO北米ウェルター級タイトルを獲得し、今回が4度目の防衛戦となります。
ジョバンニ・サンティリャン(アメリカ)WBO5位・IBF13位
31戦全勝16KO、31歳 サウスポー
2017年7月にNABO北米ウェルター級タイトルを獲得し、2度防衛して返上しました。2020年6月にアントニオ・デマルコに判定勝ち。その後も全勝をキープしましたが、名のある選手の対戦はありません。
試合展開
序盤からサンティリャンが積極的に攻め立てましたが、ロチャもボディブローを中心に反撃します。しかしサンティリャンの手数に圧倒され、少しずつ押され気味になっていきました。
そして5ラウンド。サンティリャンが右フックのダブルでダウンを奪い、立って来たロチャに連打を浴びせ、また右フックのダブルで2度目のダウン奪いました。
さらに6ラウンドは右フックから左アッパーで3度目のダウンを奪うと、レフリーが試合をストップしました。
本来ならサンティリャンのTKO勝ちとなるところですが、カリフォルニアルールで、6ラウンドKO勝ちとなります。
「わしボク」の独り言
最近、やたらとTKO勝ちが多く、KO勝ちとなることは滅多にありませんね。KO勝ちになるには、レフリーが10カウントを数えなければならないからです。しかし、明らかに立ってこれない状況で長々と10カウントを数えるレフリーは海外ではまれです。
ダメージが深い場合は、レフリーが続行不可能と判断し、試合をストップします。これもTKO勝ちとなってしまいます。
「わしボク」以前からカリフォルニアルールを支持しています。つまり、目のカットなど負傷が理由で試合が続行不可能な場合を除いて、明らかにダメージが深い場合のストップは「KO」とすることです。