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(出典:WOWOW)
カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)VSジュリアン・ウィリアムス(アメリカ)
WBⅭ暫定世界ミドル級タイトルマッチ(2023年6月24日)
両選手のプロフィール
カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)WBC世界ミドル級暫定王者
23戦22勝17KO1敗、29歳 オーソドックス(スイッチ)
身長 180cm リーチ 185cm
2019年11月にパトリック・テイシェイラとWBO世界S・ウェルター級暫定王座決定戦を行い、判定負けで王座獲得に失敗し、プロ初黒星を喫しました。2021年12月にセルゲイ・デレイビャンチェンコに判定勝ちして、ジャーモル・チャーロへの挑戦権を獲得しました。しかし、チャーロが長期休養中のため、2022年10月にファン・マシアス・モンティエルと暫定王座決定戦を行い、3RKO勝ちでタイトルを獲得しました。
ジュリアン・ウィリアムス(アメリカ)WBC世界ミドル級13位
33戦28勝16KO3敗1分け1NC、33歳 オーソドックス
身長 180センチ リーチ 185センチ
2016年12月にIBF世界S・ウェルター級王者のジャモール・チャーロに挑戦し、5RKO負けで初黒星を喫し、タイトル獲得に失敗しました。2019年5月にジャレット・ハードに挑戦し、判定勝ちで、WBAスーパー・IBF世界S・ウェルター級タイトルを獲得。しかし、2020年1月にヘイソン・ロサリオに5RTKO負けを喫し、初防衛に失敗しました。
試合展開
アダメスはサウスポースタイル
アダメスはサウスポーで構えています。両者慎重な立ち上がりですね。少しずつアダメスが前に出ます。2ラウンドもアダメスはサウスポースタイルです。そして、プレッシャーを強めてきました。ラウンド後半、アダメスが一気に畳みかけましたが、ウィリアムスも巧みなディフェンスで、ビッグパンチはもらっていません。
ウィリアムスも応戦しますが
3ラウンド、ウィリアムスもサウスポーに慣れてきた感じで、手数が増えてきました。アダメスのボディブローが効果的です。パンチの力強さは、アダメスが上ですね。
4ラウンドもアダメスが前に出てパンチを放ちますが、ウィリアムスのデフェンスがいいので、それほどクリーンヒットはありません。しかし、このラウンドの終盤は、アダメスが左右のパンチを放って強引に攻めます。さすがにウィリアムスもかなり被弾しましたね。
接近戦での打ち合い
5ラウンドは、アダメスが接近戦でコンパクトなパンチを打ち込みますが、ウィリアムスも負けじと打ち返します。アダメスのボディブローが、後半効いてくるかもしれませんね。6ラウンドもアダメスが先にパンチを放ちますが、ウィリアムスも応戦します。そして、アダメスが右にスイッチしました。アダメスが執拗にボディへパンチを集めます。7ラウンドもほぼ同じ展開ですが、ウィリアムスの動きが少し悪くなってきました。ちなみにアダメスは、また左へスイッチしました。8ラウンドはアダメスが右へ左へスイッチして、一息入れた感じです。
アダメスが連打を畳みかけストップ
9ラウンド後半、アダメスが連打を畳みかけ、防戦一方になったウィリアムスを見て、レフリーが割って入りました。アダメスのパンチはそれほどクリーンヒットしていないし、ウィリアムスはアダメスのパンチに反応していただけに、ちょっとストップが早い感じはしましたね。
9ラウンドTKO勝ちでアダメスが初防衛に成功しました。
「わしボク」の独り言
大阪万博は大丈夫?パビリオンを用意するはずの56か国、どこからもまだ建築申請が出ていないようです。ゼネコンは「間に合わない」と言ってます。面白くなってきましたね。