予定していたトニー・ヨカがけがのため出場できなり、急遽、WBAは代役にノーランカーのピーター・カディルを強引に引っ張ってきました。
WBA世界ヘビー級タイトルマッチ(2026年7月11日)
ムラト・ガシエフ(ロシア)VSピーター・カディル(ドイツ)
ムラト・ガシエフ(ロシア)WBA王者
36戦33勝26KO2敗1NC、32歳 オーソドックス
身長 189cm リーチ 193cm 104.25キロ
2016年12月にIBFクルーザー級王座を獲得しました。その後、WBSSトーナメントで準決勝まで進みましたが、決勝でオレクサンドル・ウシクに判定で敗れました。2023年3月にWBAインターコンチネンタルヘビー級王座を獲得しましたが、9月にオットー・ヴァリンに敗れ王座陥落。しかし、2025年12月にクラフト・プレフに挑戦し、逆転KOでWBAタイトルを獲得しました。
ピーター・カディル(ドイツ)
24戦23勝13KO1敗、29歳 オーソドックス
身長 190cm 116.7キロ
2014年のユースオリンピック金メダルリストで、欧州大会も制しているアマユースのエリートです。14連勝していましたが、22年の8回戦でアルゼンチン選手相手に初回KO負けの取りこぼしがありました。その後は9連勝中です。当日のランキングは、恐らくWBAがトニー・ヨカがいた14位に押し込んでくるのでしょうね。
試合展開
ヘビー級なので減量については、ほぼ問題ないでしょうが、やはり準備不足は否めませんね。ガシエフにとっては楽な防衛戦となりそうです。
序盤からガシエフが左右の軽いパンチを、上下にコツコツとヒットさせ、ペースを握ります。3ラウンド後半あたりからがガシエフが少しパンチに力を込めて打つようになりました。
4ラウンドは少しギアを上げて的確にパンチをヒットさせ、特に左ボディブローは効果的ですね。カディルも応戦しますが、ほとんど効果的なパンチはありません。それでも5ラウンドはかなり手数が増えてきました。最後の勝負に出たのでしょうね。
そして、6ラウンドにガシエフがカディルをコーナーに詰めて連打を浴びせると、カディルコーナーからギブアップのタオルが振られました。予想通りガシエフの一方的な展開で代役のカディルにTKO勝ち。

