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ブランドン・フィゲロア(アメリカ)VSスティーブン・フルトン(アメリカ)
WBC・WBO世界S・バンタム級王座統一戦(2021年11月28日)
ブランドン・フィゲロア(アメリカ)WBC世界S・バンタム級王者
23戦22勝17KO1分け、24歳 右オーソドックス
身長 173cm リーチ 183cm
スティーブン・フルトン(アメリカ)WBO世界S・バンタム級王者
19戦全勝8KO、27歳 右オーソドックス
身長169cm リーチ 179cm
フィゲロアが山中慎介さんの天敵、ルイス・ネリを7RボディブローでKOしたときは、スカッとしましね。この試合もフィゲロアの優位は動かないでしょう。11月28日午後0時頃から、WOWOWオンデマンドで生配信され、翌日WOWOWライブで午後9時からテレビ放送されます。
しかし、この試合、戦前のオッズでは、10対3でフルトンが有利となっています。「わしボク」は残念ながらフルトンの試合を見たことがなかったので、YouTubeで2年前の試合を見つけました。サウスポー相手でしたが、左ジャブがよく出て、相手が打って出ると、速いステップバックでかわします。隙のないボクシングをしますね。フィゲロアは、フルトンを捕まえるのに苦労しそうです。KO率から見てもパンチ力はなさそうですが、ボディブローは要注意です。そして、回を追うにつれて、手数が多くなります。実に嫌いなタイプのボクサーです。何とかフィゲロアがボコボコにしてほしいものです。
試合経過)
両選手とも1回で前日計量をクリアし、無事試合が行われるようです。アンダーカードが2試合あるようですので、メインの試合は2時頃でしょうか。
つまらない試合でした。もうラウンドごとの経過は省略して、ざっと書きます。
序盤からずっと、もみ合いの連続で、スリリングなシーンは全くありませんでした。
フィゲロアが前に出て、左右にスイッチし、とにかく手を出します。フルトンは下がりながらクリンチで逃げ、隙を見てコンパクトなパンチを返します。手数は圧倒的にフィゲロアです。前に出てとにかく手を出します。特に執拗にボディを攻撃します。フルトンは、前に出るフィゲロアに対してクリンチに逃げ、もみ合いの多い試合です。相撲みたいなボクシングが最後まで続き、退屈なラウンドが続きます。
前に出るのはフィゲロアで、フルトンをロープに詰め、執拗にボディを攻撃します。フルトンはこれをクリンチでかわし、時折、アッパーを返します。クリーンヒットの数はどうかというと、これも微妙ですね。最後までフィゲロアは前に出て、やみくもにパンチを出し。フルトンはクリンチ。とにかくもみ合いばっかりで、これが統一戦とは情けなくなります。それにしてもフィゲロアのスタミナには、頭が下がります。
判定は2-0(114-114,116-116,116-112)でフルトンの勝利でしたが、大いに疑問です。戦前から思っていた通り、フルトンは実に詰まらないボクサーでした。
「わしボク」はもちろん、フィゲロアの判定勝ちです。