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井上尚弥のスパーリングパートナー ジュネシス・セルバニアが王者からダウンを奪う大健闘 VSオスカル・バルデス

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オスカル・バルデス(メキシコ)VSジュネシス・セルバニア(フィリピン・カシミ)

WBO世界フェザー級タイトルマッチ(2017年9月22日)

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(出典:WOWOW)

バルデスは22戦全勝19KO、26歳。これがまだ3度目の防衛戦ですが、非常に人気のある選手で、将来のスーパースター候補と言われています。

WBO4位の挑戦者、セルバニアは、29戦全勝12KO、26歳。

井上尚弥のスパーリングパートナーとしても有名です。今は、日本のカシミジムに所属しています。

 

全勝しかも26歳同士の対決です。なかなか魅力的なカードですね。

  

先にセルバニアがダウンを奪う

セルバニアを初めて見ますが、なかなかスピードがあり、前に出る力と体幹の強さを感じます。

バルデスはタイトルを奪ってから、私の中では評価を少し落としています。

大沢宏晋との初防衛戦は、最終的にはKO勝ちしましたが、攻撃に粗さが目立ち、ディフェンスにもかなり隙が見られました。しかも、思ったほどパンチ力がないように思った次第です。

ミゲル・マリアガ戦でも、今一つパンチに決定打がなかったですね。

 

とはいえ、バルデスの左ジャブはストレート並みに威力があり、パンチの回転が速く、手数ではセルバニアを圧倒していました。

こんな調子で最後まで持つのかな、と思うほど、すべてのパンチを思い切り打ち込んできます。これが人気のある要因の一つでしょうね。非常に好戦的です。

ただ、自分のディフェンスを過信しているのか、特に左のガードが低くて、セルバニアの右ストレートが結構ヒットします。

バルデスのペースで進んだ4ラウンド。

無造作に下がるバルデスにセルバニアの右フックがヒットし、バルデスがダウンしました。セルバニアはKO率以上にパンチ力がありますね。

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(ノーガードで下がるバルデスにセルバニアの右フックがヒット)

そして、セルバニアの追撃の右オーバーハンドが、バルデスのやや後頭部あたりにヒットし、ガクンと膝が折れました。むしろこちらの方が、かなりバルデスにダメージを与えたようです。

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(ラウンド終盤にセルバニアの右フックがバルデスの肩あたりにヒットし、バルデスの膝がガクンと折れる)

 

バルデスがダウンを奪い返す

あのバルデスからダウンを奪ったのですから、ここまでは大健闘のセルバニアでした。

しかし、やはりバルデスは底力があります。

5ラウンドはもうダメージが回復し、力強いパンチが戻っていました。

そして、バルデスの左フックが、狙いすぎて手数の減ったセルバニアの顎をとらえました。たまらずセルバニアがダウン。これはかなり効いたようです。

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(セルバニアの左に合わせて、強烈なバルデスの左フックがヒット)

立ってきたセルバニアに、バルデスが猛然と襲い掛かります。

残り45秒。しかし、セルバニアは踏ん張りました。

6ラウンドには、またセルバニアが、終盤に右アッパーから右フックをヒットさせ、チャンスを作ります。

残念ながらセルべニアが良かったのは、ここまででした。

 

バルデスがヒットアンドアウェイでセルべニアをコントロール

後半はバルデスがセルべニアのパンチを警戒し、無理な打ち合いをしなくなりました。

コンビネーションブローを放つと、さっと離れ、セルべニアにパンチを打たせません。

めっきりセルべニアは手数が減り、時折、バルデスの打ち終わりに右をヒットさせますが、単発で終わります。

バルデスの手数は最後まで衰えることがなく、しっかりとポイントをゲット。

最終回はバルデスの猛攻に、セルべニアも必死で応戦し、最後まで見ごたえのある打ち合いが見られましたが、やはり手数で勝るバルデスが優勢のまま試合が終了しました。

 

判定は3-0(116-110、115-111、117-109)でバルデスが3度目の防衛に成功しました。

バルデスはまだ、かなり弱点があるように思いますが、好戦的なファイトスタイルは魅力的ですね。セルべニアもなかなか力のある選手ですが、如何せん手数が少なすぎます。

それにしても、S・フライ級の井上尚弥は、3階級も上の世界ランカーとスパーリングをやっているんですか。驚きです。