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盛り上がりも決定打もない凡戦の末、山中竜也がタイトル奪取 VS福原辰弥

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福原辰弥(本田フィットネスジム)VS山中竜也(真正)

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(2017年8月27日)

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(出典:日テレG+)

福原は29戦19勝7KO4敗6分け、28歳のサウスポー。

今年の2月にモイセス・カジェロスと王座決定戦を行い僅差の判定(2-1)でタイトルを獲得し、今回が初防衛戦となります。

引退した木村悠さんや井上拓真には判定で敗れていますが、その後、2引き分けを挟み、7連勝と調子を上げています。

山中竜也は16戦14勝2敗、22歳。WBO1位にランクされています。

しかし、まことに失礼な表現ですが、日本タイトルマッチと言ってもおかしくないほど

両選手とも知名度は低いと思います。

もちろん私はテレビで両選手を見るのは、これが初めてです。

 

 

序盤は福原の手数

序盤は福原が積極的に前に出て、プレッシャーをかけ、山中が軽いフットワークでこれを捌きます。

手数という点では福原が優ってる感じですが、時折ボディをとらえる程度で、ほとんどのパンチを山中のボディワークとバックステップでかわされ、クリーンヒットしていません。

山中はサウスポーを苦にする様子はなく、右のカウンターとコンパクトな左フックで強引に前に出る福原を捌きます。

クリーンヒットだけなら山中が上でしょうが、パンチの振りが大きく手数の多い福原にポイントが流れているかもしれません。

 

中盤から山中のペース

はっきり言って、福原のテクニックには見るべきものがありません。

パワーで上回る福原が押している感じに見えますが、当て勘が悪くクリーンヒットはほとんどありません。

山中もパンチが軽く、とても倒せるような力はなさそうですが、フットワークとボディワークが巧みで、構えに安定感があります。

特に打ち終わりを狙った左フックが、コンパクトに福原の顔面をとらえますが、ダメージを与えることはありません。

距離を支配した山中が、中盤からペースをつかんだ感じですね。

 

決定打がなく判定は微妙

お互い手数はそこそこあり、福原が打てば、山中が必ず打ち返す、といった感じですが、肝心の決定打が全くありません。

盛り上がりは皆無です。12ラウンドがほとんど同じような展開で、退屈この上ない世界戦でしたね。もっとレベルの高い日本タイトルマッチが、いくらでもありますよ。

この試合は熊本で行われましたので、まだ歓声が聞こえましたが、大阪でやったら、…。

結果が分かってただけに、余計にそう感じました。私はどうもこういう地味な試合は苦手です。

こういう試合が好きな方がおられましたら、申し訳ございません。

 

私の採点は、たまたま集計したら、115-113で山中でしたが、明確に差がついたラウンドはほとんどありませんでした。

一番、盛り上がったのは、採点結果の発表だったかもしれません。

結局、3-0(115-113,115-113,116-112)で、山中がタイトルを奪取しました。

 

新チャンピオンの山中も、この非力なボクシングでは防衛は難しいでしょうね。