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大激戦の終盤のピンチに、起死回生のカウンターでダウンを奪い激闘を制する。オスカル・バルデス VSミゲール・マリアガ

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オスカル・バルガス(メキシコ)VSミゲール・マリアガ(コロンビア)

 

WBO世界フェザー級タイトルマッチ(2017年4月22日)

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(出典:WOWOW)

バルデスは日本人ファンにもおなじみのチャンピオンですね。

昨年11月にパッキャオのアンダーカードで、大沢宏晋にTO勝ちして、初防衛に成功しています。

 

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 この試合は、大沢が予想以上に頑張りましたし、盤石と思われたバルデスも攻撃が雑で、まだまだ完成度の低さを感じました。

21戦全勝19KO、26歳。KO率90%を誇るハードヒッターです。

マリアガも26戦25勝21KO1敗、30歳、こちらもKO率80%と負けず劣らずのハードヒッターと言えるでしょう。

唯一の1敗は、ニコラス・ウォータースに判定で敗れたものです。ちなみにウォータースはこの時体重オーバーでWBAフェザー級王座を剥奪されています。

 

 

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序盤はバルデスが手数とスピードで圧倒

バルデスはパンチにスピードがあり、手数も多い。しかもフルスイングでパンチを振ってきます。右オーバーハンドはナックルが返っていないのが残念ですが、とにかく初回からこんなに飛ばして、大丈夫かなと心配になります。

マリアガも徐々にペースを上げ、プレッシャーを強めながら、応戦します。

パンチの打ち方はマリアガの方がスムーズですね。しかし、こちらもフルスイングでパンチを放ってきます。

 

中盤はスリリングな打撃戦

プレッシャーをかけて前に出るのはマリアガ。バルデスはこれをフットワークでさばき、手数の多さでポイントをややリードします。

バルデスのパンチの打ち方は少し力みすぎのような気がしますが、とにかくお互い全く判定決着を考えていないような、フルスイングの打撃戦が展開されます。

 

しかし、マリアガのプレッシャーはどんどん強くなってきます。

それと後半のマリアガの左ボディブローのカウンターが効果的で、バルデスが押され気味になってきます。

 

10ラウンドの大ピンチをカウンター1発で逆転

ボディが効いているバルデスは、10ラウンドにマリアガのプレッシャーに押され、連打をあび、ピンチに陥ります。

ところが1分過ぎ、起死回生の左フックがカウンターで決まり、マリアガがたたらを踏んでダウンします。

かなりダメージのある倒れ方でした。

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(マリアガの右をかわし、左フックがカウンターで顎をとらえる)

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(マリアガは完全に足に来て踊るようにダウン)

残り1分以上あったと思いますが、バルデスの猛攻にさらされながらもマリアガはこの回を乗り切りました。

終盤の2ラウンドは、バルデスもさすがにスタミナが残っていません。

ところが、反撃に転じたマリアガは10ラウンドのダウンで足に力が入らず、強いパンチを打てません。

かなりきついはずのバルデスが、最後までパンチを放ち、倒しに行きます。

ものすごいスタミナと気力です。

 

判定は3-0(119-108、116-111、118-109)と予想以上に大差ががついていました。

相変わらず、アメリカはボディブローをあまり評価しませんね。

いずれにしてもバルデスの攻撃力、スタミナは相当なものです。もう少し丁寧にパンチを打つようになれば、レオ・サンタ・クルスを倒せると思いますよ。

負けたマリアガも、まだまだ世界のトップ戦線で戦う力は十分にありますね。