世界前哨戦の五十嵐俊幸は「痛い」負傷引き分け&ホープ正木脩也は日本ランカーにダウンを奪い無難な判定勝ち

目次

五十嵐俊幸VSミゲール・カルタヘナ(アメリカ)

 

フライ級10回戦(2017年4月1日)

 

f:id:stonemeintothegroove:20170404094624j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170404094631j:plain

(出典:日テレG+)

五十嵐は、27戦23勝12KO2敗2分け、33歳。

WBOのフライ級では1位にランクされています。世界前哨戦と銘打って、久しぶりのフライ級リミットでの戦いとなります。

カルタヘナは18戦15勝6KO3敗、24歳。WBOフライ級10位の世界ランカーです。

 

しかし、結果はまことに残念なことになりました。

 

 

一回り小さいカルタヘナは序盤から動きがよく、五十嵐はスピードで押されている感じでした。

そして3回。いきなり強烈なバッティング。

f:id:stonemeintothegroove:20170404095601j:plain

(お互いとても痛そうです)

五十嵐の傷はかなり深刻な状態のようです。一応両者の傷のドクターチェックのあと、試合は再開されましたが、すぐにまたストップがかかり、傷の再チェックがあり、試合が止められました。

f:id:stonemeintothegroove:20170404095943j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170404095947j:plain

(ドクターの顔を見れば、傷の深さが分かりますね)

五十嵐にとっては、まことに痛い負傷引き分けとなりました。

 

正木脩也VS江藤伸悟

Sフェザー級8回戦(2017年4月1日)

f:id:stonemeintothegroove:20170404100610j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170404100617j:plain

(出典:日テレG+)

正木は6戦全勝3KO、23歳。帝拳ジム期待のホープです。

江藤は「江藤三兄弟」の三男です。23戦17勝9KO5敗1分け、27歳。日本Sフェザー級10位にランクしています。

この試合は正確には59、4キロ契約で、Sフェザー級のリミット(58、97キロ)をわずかにオーバーしています。

 

江藤が積極性を見せたのは、1ラウンドの前半だけでした。

正木がプレッシャーをかけて前に出ると、

江藤の手数が回を追うごとに減っていきました。

2ラウンドに正木の右打ち下ろしがヒットし、江藤が少し効いた感じでした。

f:id:stonemeintothegroove:20170404102315j:plain

(正木の右の打ち下ろしがクリーンヒット)

そして、4ラウンドに正木が左ジャブをカウンターでヒットし、江藤の腰が落ちました。そこへ正木がワンツーストレートで追撃し、ダウンを奪いました。

f:id:stonemeintothegroove:20170404103000j:plain

(左ジャブのカウンターがヒット。これがかなり効いたようです)

f:id:stonemeintothegroove:20170404103017j:plain

(解説陣はこの右でダメージを与えたといっていましたが、どう見ても当たっているのは江藤のパンチです)

f:id:stonemeintothegroove:20170404103008j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170404103355j:plain

(左から右ストレートワンツーでダウンを奪いました)

しかし、正木もダウンを奪ってから、ワンツーにこだわり、特に右を狙いすぎて手数が減っていきます。

随所でうまい左ボディブローをヒットしますが、コンビネーションが出ません。

江藤も下がりながら、正木の打ち終わりにパンチをヒットしますが、いかんせん単発です。

 

正木はセコンドから注意があったのでしょう。終盤になってようやくコンビネーションが出始め、最終回はダウン寸前まで追い込みましたが、江藤に粘られ、判定に持ち込まれました。

3-0(79-73、79-72、80-72)の明確な判定で、正木が日本ランカーに勝ちました。

Sフェザー級には同門の末吉大がいます。チャンピオンはこれまた帝拳の尾川堅一です。

相変わらず、Sフェザー級は層が厚いですね。

2 Comments

にわか中のにわか

昨年末の小國グスマン戦から興味をもち、貴ブログにたどり着いて以来、ずっと読ませてもらってました。
世界戦・エキサイトマッチだけでなく、ダイナミックグローブの感想もあるサイトは貴重なのでぜひ続けて欲しいです。
五十嵐カルタヘナ戦はこれから面白くなる予感がしてただけに全く残念です。
彼も中々骨のある選手のようなので、日本人以外とやる時に頑張ってほしいとは思わせてくれました。

返信する
stonemeintothegroove

にわか中のにわか、さん、コメントありがとうございます。
世界の一流選手の試合ももちろん好きですが、日本のホープを探すのは楽しいですよ♪
五十嵐は怪我の具合が心配ですね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)