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イギリス期待の無敗のホープがまさかの番狂わせで判定負け マーカス・モリソンVSジェイソン・ウェルボーン

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マーカス・モリソン(イギリス)VSジェイソン・ウェルボーン(イギリス)

WBCインターナショナルシルバーミドル級タイトルマッチ(2017年3月25日)

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(出典:WOWOW)

このWBCインターナショナルシルバーというタイトルは何でしょうね。

インターナショナルは本来、16位から30位の選手で争われるタイトルだったように記憶してますが、「シルバー」ということはその下のタイトルなんでしょうか。その下、て、なんでしょう?

 

モリソンはこの訳の分からないタイトルの王者で、これが初防衛戦です。

14戦全勝10KO、24歳。イギリスミドル級、期待のホープです。

 

ジェイソン・ウェルボーンは試合の冒頭に戦績も表示されない、中堅のボクサー。いわゆる「かませ犬」です。

26戦20勝7KO6敗の平凡な戦績です。

 

 

体格の違いが歴然

リング上に両選手が対峙すると、その体格差に驚かされます。

どちらがホープか、一目瞭然です。

モリソンは筋肉質で、身長180㎝、しかもリーチは190㎝以上あるそうです。

ウェルボーンは身長こそ178㎝ありますが、少しゆるんだ感じでリーチも短く、早くも勝負あった、という感じがしました。

 

モリソンは長い左ジャブから、右ストレートの打ち下ろしを狙っています。

ウェルボーンは接近してボディブローを打ち込みますが、モリソンのカウンターのボディブローで早くもガードが下がってしまいます。

 

2ラウンドはものすごい打撃戦

先に仕掛けたのはなんとウェルボーンです。左右のフックの連打でモリソンをロープに詰めてます。

モリソンもこれに応戦し、力任せの左右の連打をウェルボーンにたたきつけます。

ものすごい打撃戦が展開され、「これではとても10ラウンド持たないぞ」というような、まるで最終ラウンドのような乱打戦になりました。

この打撃戦に打ち勝ったのは意外にもウェルボーンで、モリソンは早くも鼻から出血。

しかし、不運にもダッキングしたところへモリソンの右フックをもらい、ウェルボーンがダウンしました。

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(ややラビットパンチ気味でしたが、この右フックでウェルボーンがダウン)

 

その後、両者は渾身の力でパンチを振るい、2ラウンドが終了しました。

 しかし、この打撃戦でモリソンは予想以上に体力を消耗したようです。

モリソンが失速

3ラウンドはダウンを奪ったモリソンが倒しに来るかと思いきや、なんと体が動きません。

2004年にレイモンド・ブリュースターに失速してTKO負けした、ウラジミール・クリチコみたいな顔をしています。

しかし、同じように打ち合ったウェルボーンはまだ体力が残っていました。

モリソンはロープに追いつめられ、ウェルボーンの連打をあびます。

それほどクリーンヒットはないものの、中には結構効いたパンチもありました。

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(ウェルボーンの連打をあびるモリソン)

その後もラウンドの前半はお互いに手数が少なく、終盤にウェルボーンがラッシュするという展開が続きます。

筋肉質のモリソンの体に、思わぬ弱点がありましたね。

しかし、ウェルボーンもかなり効果的なパンチをヒットしてるものの、やはり決め手になるパンチ力が不足しています。

あと一歩でストップ、というところまで攻めますが、レフリーは全く止める気配がありませんでした。

 

結局、モリソンのスタミナは最後まで回復することがなく、ウェルボーンはうまく休みながらスタミナを温存し、最終回も、モリソンの反撃に応戦し、ストップ寸前まで連打を浴びせました。

 

判定は予想通り3-0(96-93、96-93、97-92)でウェルボーンの完勝でした。

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 (大喜びのウェルボーン)

でも、勝因はモリソンの2ラウンドの無謀な打撃戦による自滅ですね。

しかし、イギリス人同士の試合としては、かなり楽しめましたね。

やはりアップセットは意外性があって面白いです。エキサイトマッチの解説陣も、試合の後半からは完全にウェルボーンを応援していました。