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2016年の凡戦王の相方、ラウシー・ウォーレンが初防衛失敗 VSザナト・ザキヤノフ

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ラウシー・ウォーレン(アメリカ)VSザナト・ザキヤノフ(カザフスタン)

WBA世界バンタム級タイトルマッチ(2017年2月10日)

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(出典:WOWOW)

ラウシー・ウォーレンは昨年、ファン・カルロス・パヤノと大拙戦の末、2-1の判定でスーパーチャンピオンになっています。私は全階級通じて、最低のチャンピオンだと思っています。

16戦14勝4KO1敗1NC、サウスポースタイルの29歳。

 

ザナト・ザキヤノフは前進あるのみの典型的なファイターです。こちらはWBA暫定チャンピオンです。

27戦26勝18KO1敗、右構えのオーソドックススタイルの33歳。

2月10日の試合ですが、結果を調べずにエキサイトマッチを見ました。

 

結果と言えば、こんなところで報告するのもなんですが、キース・サーマンVSダニー・ガルシアの対戦は、サーマンが判定勝ちしたようですね。

YouTubeでダイジェストを見ましたが、どうもかみ合いっていなかったような感じです。

余談をもう少し。今野球のWBCをやっていますが、どうもボクシングファンはこのWBCに反応してしまいます。勝手な話ですが、名前を変えてほしいですね。

 

あわやウォーレンのKO勝ちか

1ラウンドにとんでもないことが起こりました。

なんとアウトボクサーのウォーレンが、ファイターのザキヤノフに真っ向から打ち合い、ロープに詰めて連打し、左フックでダウンを奪いました。

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(ウォーレンのこの連打には驚きました。一番びっくりしたのはザキヤノフでしょう)

しかも、立ち上がってきたザキヤノフからウォーレンは、左フックをテンプルに引っ掛け、2度目のダウンを奪いました。

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(ザキヤノフ、大ピンチです)

立ち上がってきたザキヤノフが反撃に転じたところで、このラウンドが終了。

2ラウンドもフットワークのスピードに勝るウォーレンが、ザキヤノフの前進に左のカウンターを決め、ザキヤノフのパンチは空を切るばかりです。

なんじゃこの暫定チャンピオンは!ボクシングが下手すぎますよ。

 

3ラウンドからザキヤノフが本領発揮

誰しもKOは時間の問題と思ったでしょうね。

しかし、ザキヤノフはこんなもんじゃありませんでした。

全くダメージを感じさせないザキヤノフが、さらにプレッシャーを強めて、前進してきます。そして、いきなりの右ストレートをヒットさせ、ウォーレンをロープに追いつめます。

2ラウンドまでの圧倒的なボクシングで余裕を持ちすぎたウォーレンが、不用意にパンチをもらうようになってきました。

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(3ラウンドのこの右フックは効きました。この後、投げられるようにウォーレンがスリップダウンしました)

3ラウンドのスリップダウンは、限りなくダウンに近いものでした。

回を重ねるごとに、ザキヤノフのプレッシャーが強くなり、とにかくしつこい連打で、ウォーレンは押され気味になり、ザキヤノフが完全にペースを握りました。

クリーンヒットという点では、ウォーレンの左カウンターの方が当たっていたかもしれませんが、ガードの上からでもお構いなしに打ってくるザキヤノフが間違いなく優勢に見えました。

とにかくしつこく攻撃してきますし、初回のダウンがうそのように、タフでスタミナがあります。

 

終盤はウォーレンが完全に失速

ウォーレンもラウンドの1分ぐらいは、フットワークを使い、パンチをヒットしますが、ラウンド後半からザキヤノフの攻撃につかまり、ロープに詰まって連打をあびる、というパターンがしばらく続き、採点の難しいラウンドが多くなってきます。

しかし、終盤はウォーレンが完全に失速。

ザキヤノフのしつこい攻撃につかまり、ピンチに陥ります。

12ラウンドのスリップダウンは、私には完全にダウンに見えました。

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(ウォーレンはかなりへばっていました)

結局、勝負は判定に持ち込まれました。

私の採点は現地の解説者の採点と全く同じでした。114-112でザキヤノフの勝ち。

しかし、初回の2度のダウン、そして10-10に近いラウンドがかなりあったことを考えると、恐らく、ウォーレンの判定勝ちかな、と思っていました。

 

公式ジャッジは2-1(116-110,115-111、111-115)でザキヤノフがタイトルを獲得しました。

 

序盤は、こんな弱い奴がなんで暫定チャンピオンなんだろう、と思いましたが、いや~しつこいファイターですね。パンチ力はそれほどなさそうですし、ボクシングも雑ですが、あの突進力、馬力は大したものです。

接近戦になると山中慎介も苦戦しそうですし、不用意な右ジャブは右ストレートを合わされる危険があります。しかし、左ストレートに対する防御勘は甘そうですので、山中の距離にさえなれれば、神の左で倒せると思いますよ。

 

WBAの会長が、世界チャンピオンを1人に統一する、という話をしていましたが、この試合はその一環で行われたのでしょうね。するとザキヤノフは正規王者のジェイミー・マグドーネル(イギリス)と対戦することになります。

この対戦、間違いなく凡戦でしょう。二人ともスキルが低すぎます。