わしのボクシングブログ「わしボク」…結果速報や試合日程など今日の最新情報を紹介

ボクシング人気を少しでも高めるため、ボクシングを知らない人にもなるべく分かるよう書いていきたいです。大好きなボクシングへの恩返しとなればと思います。

ノニト・ドネアの右に磨きがかかった・・・VSアンソニー・セトゥル

▼最新記事

ノニト・ドネア(フィリピン)VSアンソニー・セトゥル(フランス)

 

WOWOWエキサイトマッチ観戦記・47

Sバンタム級10回戦(2015年7月18日)
(実際にはこの試合はSバンタム級リミットを1ポンドオーバーした123ポンド契約で行われました)

f:id:stonemeintothegroove:20150827151915j:plain


■不評だった前回


ニコラス・ウォータースにKO負けしてからの再起第二戦。
「前回の試合は力みが見えて、決していい出来ではなかった」と西岡利晃さん、「なんであの程度の相手に必死で倒しにいくのかわからないですね」とジョー小泉さん。


確かに、ウィリアム・ブラド(ブラジル)戦ではもう力任せでねじ伏せたという感じでした。


でも、私はドネアのあの力任せの攻撃が好きですけどね。


バンタム級のときに対戦した(2010年12月)ウラジミール・シドレンコを力任せになぎ倒した試合は、私はドネアの最高試合だと思っています。あれが彼の真骨頂ですよ。


■左フック偏重からバランスのよい構え


おそらくこの試合のテーマだったのでしょう。


いつになくリラックスした構えに見えました。でも最初のパワーヒットは左ボディーアッパーでした。

f:id:stonemeintothegroove:20150827151941j:plain

少し遅れてセトゥルが膝をつきました。そしてラウンド終了間際にもう一度左アッパーをボディーに叩き込みダウンを奪い、セトゥルが立ったところでゴング。

f:id:stonemeintothegroove:20150827152157j:plain

f:id:stonemeintothegroove:20150827152134j:plain


迎えた2ラウンド。もうKOは時間の問題です。

 

西岡さんが「この構えでは強い右は打てないですね」と言った刹那、セトゥルの力のない遅い左に合わせてドネアの右カウンターがさく裂しました。

f:id:stonemeintothegroove:20150827152031j:plain


ドネアらしくないバランスのいい、きれいな倒し方でしたね。
おそらく、相手の左パンチで構えが修正され、きれいなカウンターとなったのでしょう。
相手のレベル(23戦20勝8KO3敗)が低いとはいえ、そこそこの戦績を残しています。
まあ最後の左は「カウンターを打ってくれ」と言わんばかりの無防備なパンチでしたけどね。


■さあ本番です


次は観戦記46で紹介しましたスコット・クイッグ(イギリス)という話です。
これは今のドネアには強敵ですよ。ドネアは170㎝、クイッグは177㎝もあります。
この対格差はかなりのハンデになりそうな気がします。


力任せに倒しに行ったらウォータース戦の二の舞になってしまいます。冷静に右でも倒せるバランスが必要になってくるでしょう。それと左ボディーは大きな武器になるでしょうね。

 

クイッグもマルチネスをアッパーで倒しています。クイッグは右が強いので、大きなフックも要注意です。ウォータースほどではないでしょうけど。


フィジカル面での劣勢をどう対応するかもポイントです。Sバンタム級というのがドネアにどれだけアドバンテージをもたらすのか。

あ~楽しみや!