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木村悠VSヘスス・ファロ

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■木村悠、世界前哨戦!

ダイナミックグローブ観戦記・4

ライトフライ級10回戦(2015年8月1日)
木村悠VSヘスス・ファロ(メキシコ)

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木村は19戦16勝3KO2敗1分。IBFで3位、WBC、WBOは6位、そしてWBAでも10位とすべての団体でトップ10入りしています。


対するファロは23戦14勝9KO9敗、WBC31位にランクするハードパンチャーです。この試合は正確には、ライトフライのリミットを1ポンドオーバーする109ポンドのいわゆるキャッチウエイトで行われました。ジョー小泉さんいわく「悪しき傾向」らしいですが。

 

■距離感抜群

会場には帝拳ジムの世界チャンピオンが二人勢ぞろい。WBC世界Sフェザー級チャンピオンの三浦隆司、WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介が試合を見守ります。

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2回まではお互い様子見でしたが、ファロは結構反応が良く、右のパンチはパワフルで迂闊に打ち合えない、という印象でした。


しかし3回に入ると木村は早くも相手の距離を見切った感じで、的確なパンチをヒットさせ始めました。


4回以降は終始、相手のパンチはもらわない距離で戦い、接近してもガードが堅くてしかも相手のパンチが良く見えているのか、全くスキがないボクシングを見せます。


■右フックでファロが右足を捻挫


6回に木村の会心の右フックがヒットし、ファロが踏ん張った時に右足をひねり捻挫しました。

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KOチャンスです。しかし足に変調をきたしたファロを倒しきれません。


7回も右足を引きずるファロを仕留められず、8回にはファロが息を吹き返し、どんどん前に出てパンチを振り回します。

 

しぶといですね。

 

木村に勝てば世界ランクを4つも手に入れることができますから、気合が違うのでしょう。


■決め手に欠く木村

時折、木村は相手の距離に入り、接近戦で打ち合いますが(ちょうど元世界チャンピオンの徳山昌守さんの目の前)、この距離ではなかなか的確なパンチをヒットできません。


ペースは完全に木村が握っていますが、ダメージのあるパンチを決めることができず、明らかに攻めあぐねています。
最終回も強引に攻めますが、結局倒しきれずに結果は判定にゆだねられました。
もちろん大差で木村の勝ちです。

 

■さて世界ですが

木村は以前ほど非力ではなくなったものの、このパンチ力の無さは致命的ですね。


これで17勝のうちわずか3KO。近年まれにみるKO率の低さです。


早く世界を狙うならIBFになるでしょうね。なにせ3位ですから。チャンピオンはハビエル・メンドサ(メキシコ)、27戦24勝19KO2敗1分。

試合を見たことはありませんが、このクラスとしては非常にKO率が高いハードパンチャーで、かなりの強敵であることは間違いありませんし、ハードルはめっぽう高いと言えます。


私はむしろWBAの田口良一をお勧めします。

 

木村が勝てるとかそういう意味ではなく、なんとなく客が呼べそうな、テレビ放映がされそうな気がするからです。
木村も端正な顔立ちをしていますので、「イケメン対決と銘打って!」…ね。