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五十嵐俊幸VSレネリオ・アリサラ、下田昭文VS関豪介、尾川堅一VSレイモンド・セルモナ

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ダイナミックグローブ観戦記・3 Sフライ級10回戦

 

五十嵐俊幸VSレネリオ・アリサラ

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アリサラはフィリピンSフライ級7位ですが、14戦して1敗しかしていません。
年齢も五十嵐の31歳に対して、21歳。これは結構手ごわいかもしれないな、と最初に思いました。
最近のフィリピンの選手は結構強くて、KO率以上にパンチ力があったりしますから、戦績だけで判断すると大けがをします。(誰が大けがするの?)

Sフライ級に階級を上げてから、ぱっとしない五十嵐ですが、この日も序盤の3ラウンドはアリサラのペースで進み、時折怖いパンチを振り回してきて、五十嵐はなかなか距離をつかめず苦労している感じでしたね。


解説の飯田さんも「この振り回してくるパンチは結構威力がありそうですよ」


4回の五十嵐のボディー攻撃がそこそこ効果的だったようで、ようやくアリサラが失速しだし、7回からは接近戦に活路を見出して攻勢に出て、10回は「もう少しでダウンするぞ」というところまで追い詰めながらゴング。

 

ここで倒せないのはパンチ力も問題ですが、元世界チャンピオンとは思えない詰めの甘さが目につきました。


世界戦になると、KOチャンスは何回もあるわけではないので、それを確実にものにすることはとても重要です。


五十嵐は、中間距離だとアリサラの意外に伸びてくる軽いパンチを不用意にもらいすぎますし、自分の距離で戦うまでに時間がかかりすぎます。
飯田さんも「接近した方が相手は戦いにくそうです」と早い回から指摘していました。
ここが、世界チャンピオンの山中慎介や内山高志との決定的な違いですね。


■フェザー級8回戦:下田昭文VS関豪介

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マカオで無残なKO負けをした下田の再起戦です。


私は、アメリカで世界Sバンタム級のタイトルを、KOで失ってからの下田の試合をすべて見ていますが、もう世界ランカーの器でもありませんでした。

だから、マカオのKO負けは予想通りでした。


彼は多分、スパーリングでは素晴らしい技術の見せるのでしょうね。


試合でもその片鱗はうかがえますが、試合運びが下手なんでしょうか。あるいは緊張感を持続できないのかな、それとも瞬間瞬間のテクニックに満足してそれを継続できないのか、でも絶対に言えるのは手数が圧倒的に少ないという事です。


関は19戦17勝(3KO)1敗1分の戦績とはおよそ似つかわしくない、不細工なボクシングをします。前半は下田のきれいなパンチが関をとらえていましたが、後半は関のガチャガチャしたボクシングに巻き込まれ、手数も少なく、結局いつものさえない下田で終わりました。


もう、引退するでしょう。

 


■Sフェザー級8回戦:尾川堅一VSレイモンド・セルモナ

セルモナもフィリピンの選手です。Sフェザー級7位ですが、キャリア27戦、過去日本で1勝(1KO)1分と負けがないようですよ。なかなかの強豪ですね。
尾川は6連続KO中のハードパンチャー。セルモナを倒すと、日本タイトルマッチが年内に実現しそうです。

尾川はいいジャブを打ちますね。KOパンチャーらしくないスマートな立ち上がりで、終盤に見せた左ボディ-ブローは強烈でした。セルモナのガードがいっぺんで下がり、背中が丸くなりました。

 

これは意外と早いかなと思いましたが、4回からセルモナが攻勢に出てきて、やはり日本で負けていないだけあって、しぶといです。
さすがに倒すのは無理かなとあきらめかけた7回、尾川の打ち下ろしの右ストレートが2発。これは強烈でしたね。立てない!と思いました。

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負けた試合を含めて、尾川の試合は何回か見ましたが、今日の出来が一番良かったですね。
強くなったな~と実感しました。

本日の3試合の中でも断トツにいい試合でした。なんといってもボクシングはKOですからね。