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ダニエル・ジェイコブスVSキャレブ・トルーアックス/スーパーチャンピオン、暫定チャンピオンって何?

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■WBAのチャンピオンは3人もいる

WOWOWエキサイトマッチ観戦記・24
WBA世界ミドル級タイトルマッチ(2015年5月18日放送)


WBAのスーパーチャンピオンはあのゲンナディ・ゴロフキンです。ジェイコブスは正規チャンピオン、そして暫定チャンピオンがクリス・ユーバンク・ジュニア。


ちなみに、わが内山高志はSフェザー級のスーパーチャンピオンです。

 

WBAだけで同じ階級に3人のチャンピオンがいることになります。前から不可解な制度だと思っていましたが、私なりに理解しているWBAの定義をご紹介してきましょう。

本来暫定チャンピオンというのは、正規チャンピオンがケガなどで防衛戦をできない場合に、「暫定的」に設ける地位でした。おそらく最初は各団体ともこの認識だったと思います。


ところがいつの頃からか、WBAだけが暴走し始め暫定王者を乱立させ、暫定王者の定義がボクシングファンでもよくわからなくなってきました。

【スーパーチャンピオン】

これは複数団体を統一するか10回以上防衛するか、それに匹敵するような成果を上げた正規チャンピオンが、この定義に該当するようです。

 

【正規チャンピオン】

他の団体のチャンピオンと同じですが、スーパーチャンピオンに昇格すると、空位になります。

内山のSフェザー級は従って、今は正規チャンピオンが空位になっています。

 

【暫定チャンピオン】

簡単に言うと世界1位というだけで、JBCもチャンピオンとは認めていないようですね。当然ですよね。


■別人のように堅実なジェイコブス

前回、王座決定戦の時のジェイコブスは、結構荒々しいボクシングを展開し、豪快なKOで王座を獲得しましたが、今回の初防衛戦は別人のように慎重でした。


とても静かな立ち上がりで、ほとんどジャブをつくだけ、そして相手の攻撃をかわし、たまに右のクリーンヒットがあるぐらい。10対10でもいいようなラウンドが5回まで続きました。はっきり言って退屈なラウンドでした。


6回ぐらいからようやくエンジンがかかりだしましたが、リズムよくパンチを放ち、相手の攻撃をほとんど被弾しない防御テクニックは、いつものジェイコブスには見られないうまいボクシングでした。


二人の体を比べると、挑戦者のトルーアックスの方が一回り大きいように見えました。このあたりに、ジェイコブスの慎重な攻撃の要因がありそうです。


10回になっても、チャンピオンのクリーンヒットがさほど相手にダメージを与えているように見えず、たまに相手のいいパンチをもらって棒立ちになるシーンもあって、「これは最後まで行くな」とほとんどの人が思ったでしょう。


12回にようやくジェイコブス本来の荒々しい攻撃が見られ、最後は滅多打ちでレフリーがストップ、まさかの最終回TKOで見事初防衛に成功しました。

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粗さの見えたジェイコブスでしたが、今回の初防衛戦では「うまい」ボクシングを見せてくれましたし、まだまだ伸び代を感じさせる試合でした。